皆さんは「ライフプラン」という言葉を聞いたことがあると思います。けれども、｢なんとなく聞いたことはあるけれど、具体的にはどういうこと？」と感じている方も多いのではないでしょうか。
｢そもそも、ライフプランって何？」
まずは、そこからはじめましょう。
ライフプランは、「幸せの道しるべ」になる大人の時間割
｢ライフプラン｣は、大人になってからの時間割のようなものなのです。
小学校の頃を思い出してください。皆さんは、時間割で日々を過ごしていませんでしたか？
毎日、区切られた時間の中で、集中できる時間で勉強をして、休み時間をとります。そして長い期間にわたっては、ある時期が来たら運動会があったり、修学旅行があったりします。そして組み込まれたスケジュールは、すべて予算化されているのです。
でも大人になると、時間割をつくらなくなってしまいますよね。つまり計画を立てなくなって、予算化することができなくなるのです。目の前に突然、大きな買い物や予想外の出費があらわれるので、驚いてパニックになってしまうかもしれません。これが不幸のはじまりです。
今後、どのようなことが起こり得るかわかっていれば、その中で予算化するこができます。そうすると自分の幸せが見えてくるのです。そのためにあるのが、｢ライフプラン｣です。
将来を組み立てることで、幸せが見えてきます
日本は資本主義なので、「お金がなくては幸せになれない｣という考え方があるんですね。
たとえば教育。現実的な問題として教育資金が必要となったら、すべて借り入れてしまうとか、場合によっては奨学金という名目で、子どもにまで借入をさせてしまうこともあります。そうなると将来、社会人になると同時に借金を返すという、｢負の遺産｣を抱えてしまいます。
今は、ほとんどの方が「ご両親の力がないと生活ができない環境にある」というのが現実です。このことは早い時点から親御さんの協力を求めることで、幸せになれる環境とも言えます。
もちろん、お金のことばかりではありません。人生の先輩でもあり、相談相手になってもらえる親が近くにいることは、結婚して子どもができたり、ご近所や親同士の付き合いをどうすれば良いのか悩んだりしたときには、とても安心できますし、心強いですよね。
ただ、そういった環境の中では、親御さんに万が一のことがあったり、介護が必要になったりして場合はどうすれば良いのかということも考えておく必要があります。
でも「今後、起こり得ること」を知っていれば、自分たちで用意する必要があるお金がわかります。将来を組み立てることができるのです。
ですからライフプランは、幸せになるための道しるべと言えるのです。あなたも｢ライフプラン｣を活用して、幸せな将来について考えてみませんか。
川西 こうじ
七福計画株式会社 代表取締役。⼤学で機械⼯学を専攻後メーカーに就職し技術職、営業職として活躍していたが、阪神淡路⼤震災での罹災を機に⽣命保険業界へ転職する。直営代理店経営を経て、より細やかなサービスを⽬指して保険代理店「七福計画」を設⽴。これまでのコンサルティング数は500社を超える。
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