BANK’S HOME/La storiaで標準仕様で使われているシリンダー鍵「KABA ACE(カバエース)」についてご紹介します。
玄関ドアは家の顔。
鍵は家の守護神とも言われています。
戸建て住宅の場合、泥棒の侵入経路で最も多いのが窓で2番目が玄関ドアです。死角にならない限り玄関ドアからの侵入は少ないと思われがちですが、侵入される可能性は十分あります。
ましてや、賃貸併用住宅の場合は、入居されている隣の住民も守らなくてはいけませんし、入居していただくための判断基準として防犯対策をしているかどうかも非常に大切です。
BANK’S HOME/La storiaで玄関ドアの鍵として標準採用している玄関錠「KABA ACE(カバエース)」は、世界各国の銀行や美術館、空港等、非常に高いセキュリティを求められる施設で採用されている、最先端の防犯技術に裏付けされた信頼性の高いセキュリティー錠前メーカー「KABA」のシリンダー錠です。
それでは詳しくご紹介いたします。
目次
KABA社について
皆様の中で「KABA(カバ)」という文字や耳にした方もいるのではないでしょうか?
先ずは、どんな会社なのかをご紹介いたします。
今から約150年前、精密機械の優れた技術と防犯立国としてしても知られているスイスから生まれたKABA社は、ディンプルキーの開発のパイオニアと知られ、その後もさまざまなロッキングシステムやセキュリティゲートなどの開発を続け、セキュリティ業界のリーディングカンパニーとして世界規模で今もなお成長し続けています。
現在ではヨーロッパはもちろんアメリカ、アジアなどにもシェアの拡げ、スイスの銀行やルーブル美術館をはじめ、世界の有数たる空港、官公庁、オフィスビルスタジアムなど様々な場所で採用されています。
KABA ACEの特徴
・ディンプルキーを採用
・高精度の切削で複製が非常に困難
・シリンダー内の独自の特殊なバネによりピッキング防止を強化
・CP認定マーク(防犯性が高いと認定された商品)がついている
・シリンダー登録制(鍵登録システム)で鍵の不正コピーを防止
・全国認定店でスペアキー作製が可能
ディンプルキーはなぜ防犯性が高いのか?
年々増えている、空き巣被害で最も多いのがピッキング被害です。
そこで登場したのがディンプルシリンダーで、施錠キーがディンプルキーです。その防犯性能の高さが評価されて、ディンプルキーの需要は年々増えています。
ここでは、ディンプルキーの構造、防犯性が高い理由、注意点を従来のピンシリンダー錠と比較しながら紹介します。
構造について
従来の施錠・開錠の仕組みは、シリンダー内に組み込まれた「ピン」と呼ばれる部品と、それぞれのカギの凹凸部分が噛み合えば鍵穴が回るといったものでした。
この基本構造はディンプルシリンダー、ディンプルキーも同様。シリンダー内のピンと、鍵の凹凸が噛み合えば鍵穴が回る仕組みとなっています。
構造は一緒ですが、ディンプルキーが従来の鍵と異なるのはシリンダー内のピンの設置方法の複雑性です。
従来のシリンダーには上下にしかピンがなかったのですが、ディンプルシリンダーは上下左右斜め、様々な場所にピンが仕掛けられています。
防犯性について
防犯能力の高さはピンの数で決まると言われています。
そのピンの多さこそがディンプルシリンダーの最大の特徴であり長所でもあります。
ディンプルキーのメリット・デメリット
メリット
- 高精度な切削義技術により不正コピーが困難
- KABA社が認定した販売店のみスペアキーの作成が可能という安心の管理体制
- ディンプルキーの中では比較的安価でコストパフォーマンスに優れている
デメリット
- ピンシリンダーキーと比較して防犯性が高い分、金額が高くなる
- 合鍵を作製する場合、納期が3~4週間かかるのと金額も高くなる
- 紛失した場合、開錠料金が高くなり、場合によっては複雑過ぎて開錠できないケースもある
- 高性能故に非常に繊細なため、僅かな形状の違いや付着物により鍵が回らなくなる
BANK’S HOMEに「KABA ACE」を選んだ凄い理由とは?
まず第一に、住まう人の安心・安全を確保するための一つとして、鍵は非常に重要だと私達は考えております。
さらに、BANK’S HOMEはファミリー層をターゲットとしているので、防犯対策にはより一層注力しなければいけません。
色々検討を重ねた結果、3つの凄い理由から「KABA社」の採用を決めました。
その3つの凄い理由とは、
①ディンプルキーのパイオニアカンパニーとして150年の歴史
②世界60ヶ国以上で活躍しているグローバルでの高い信頼性
③日本支社が存在しており、数ある国内実績と万が一の時にでも対応できる安心感
国内、海外においても他に類を見ないメーカーならではの安心感、信頼感の凄さは群を抜いて圧倒的でした。
更に、BANKS HOMEでは、この凄いKABA社のディンプルキーを2つ使った、より防犯性を高めたダブルロック仕様を標準としています。
使い方は同じ鍵で2つの鍵を開け閉めできます。
私が輸入建材商社に在籍していた頃から、このディンプルキーを販売して約10年以上経ちますが、ピッキングされた話は一度も聞いたことがありません。
昨今では日本でもディンプルキーが当たり前となっておりますが、世界では以前からセキュリティを必要とする場所にはディンプルキーが
当たり前に使われていました。
確かにデメリットだけを見るとなんだか注意点が多く、コストもかかるし、失くすと面倒そうだと思われる方も少なくないでしょう。
しかしながら、従来の鍵に比べると防犯性能は圧倒的に優れています。
多少の手間やコストがかかっても、ディンプルキーなら、防犯対策で気を揉む必要はなくなります。
最後になりますが、ディンプルキーだからといって安心するのは禁物です。
犯罪者は網の目をくぐって色んな手を尽くしてきます。
戸締りはもちろんですが、その他対応できるセキュリティ対策もしっかり行うことが大切です。
防犯対策の例として、ガラスの打ち破り対策として窓をペアガラス仕様にする。侵入しにくい窓の形状にする。掃き出し窓には外部シャッターを付ける、防犯カメラを設置する等があります。
BANK’S HOME/La storiaではペアガラス仕様、侵入しにくい窓の形状であるシングルハング窓、掃き出し窓には外部シャッター設置は標準仕様となっております。防犯カメラはオプション対応で設置が可能です。
今、このブログを読んでいる皆様ご自身のお住まいでどんな防犯対策がなされているか、今一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
もし、従来のピンシリンダーキーであれば、条件による制限はありますが、技術的にはディンプルキーに交換することも可能です。
お住まいのエリアでネット検索すれば対応可能な業者を探すことができます。
この記事のまとめ
- 150年の歴史と世界60ヶ国で活躍している「KABA社」のディンプルキーを採用している
- 利便性とコストパフォーマンスを兼ね備えた商品「KABA ACE」を採用している
- ディンプルキーは高性能故のデメリットがある
- BANK’S HOME/La storiaは鍵だけなく防犯性能高めた仕様になっている
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
皆様にとってこのブログが、住まいの防犯対策の知識として少しでもお役に立てれば幸いです。
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