家賃収入で住宅ローンの負担を大幅に軽減できる賃貸併用住宅。実際にはどのくらい負担が減るものなのか、気になりませんか?
今回は、建築費用や借入計画の実際の数字を交えながら、賃貸併用住宅のBANK’S HOMEでの成功例と、成功のために押さえておきたい3つのポイントについてご紹介していきます。
(2023.1.11更新)
目次
賃貸併用住宅の成功とは
①望む収益額を得ること
賃貸併用住宅の最大のメリットは「家賃収入が得られること」です。
そのため、希望する収益額が得られていないと成功とは言い難いでしょう。
建築前にどのくらいの収益を望むのかを明確にして、自分の満足ラインを知ることをおすすめします。
・一切のキャッシュアウトなく、住宅資産を手に入れたい
・収益をプラスにしたい
・住宅ローンの軽減になれば良い
など、賃貸併用住宅に求める価値観は様々です。
また、収益に対する価値観を考えるだけでなく、
何年で元を取りたいのかも考えておくと目指すべき賃貸併用住宅がぶれないでしょう。
➁入居者トラブルに巻き込まれないこと
賃貸併用住宅のデメリットは、同じ建物に入居者がいることです。
マンションやアパートと同様に、騒音などの問題も考えられます。
また、近くに大家がいるとと直接クレームを言われたりと、入居者トラブルに発生する可能性もあります。
家賃の5%ほどの費用は掛かりますが、管理会社に委託するのも手でしょう。
③賃貸併用住宅で家族が幸せになること
住宅資産を得るのも、家賃収入を得るのも、全ては将来幸せになるためだと思います。
このゴールがぶれないように賃貸併用住宅を建築することがなにより重要です。
・低コストを意識しすぎて、住宅設備に不満がある
・入居者募集のために駅近にしたら、子どもの学校へのアクセスが悪い
・家族の要望を叶えられず、納得いっていない
このような状態では、十分な家賃収入を獲得できていたとしても
家族全員が満足できる状態ではないでしょう。
賃貸併用住宅に限らず、住宅購入前には家族でよく話し合いを重ねることが大切です。
賃貸併用住宅の成功例を紹介
①郊外でも家賃が取れる例
2021年に完成した山梨県富士河口湖町のBANK’S HOME。
建てられたのは、生後数ヶ月のお子様がいるご家族でした。
この物件の驚くべき点は、賃貸部分の家賃の高さです。
アクセスもよいとは言えない立地にもかかわらず、周辺相場よりはるかに高い13万円で、すぐに入居者が決まりました。
毎月13万円の家賃収入は住宅ローンの返済額を上回り、住居費が実質0円になっただけでなく収入を生み出す家となりました。
以下の表は、現価格での同立地・同建物の場合の収支グラフですが、
当時より建築費高騰のため、住居費実質ゼロとはなっておりません。
※建築費は状況により変更の可能性があります
・建築費
土地(60坪購入) | 950万円 |
法定床面積 | 50坪(3LDKx2世帯) |
施工床面積 | 50坪+20坪(3LDK+2Sx2世帯) |
建築費 | 3850万円(消費税込み) |
諸費用 | 1000万円(付帯工事+諸費用含む) |
合計 | 5800万円 |
・住宅ローンの借入等
自己資金等 | 800万円 |
住宅ローン借入 | 5,000万円 |
金利(35年固定) | 1.0% |
ローン返済額 | 15万5千円/月 |
家賃収入 | 13万円/月 |
負担が軽い! |
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実質のローン負担 | 25,000円/月 |
最初の入居者様は仕事の関係で退去されましたが、次の入居者も決まり、順調な賃貸経営を継続されています。
こちらの物件のオーナー様には、「賃貸併用住宅を選んだきっかけ」や「建ててよかったこと」などをへのインタビュー記事でお話ししていただきました。ぜひ併せてご参照ください。
➁キャッシュアウトなく住宅を購入できた例
2020年に完成した伊勢原市のBANK’S HOMEは、ずっと賃貸派だったご夫婦が「この家なら」と決断され、成功している事例です。
土地から購入したにもかかわらず、利回りが約4.8%。
住宅ローン減税などを考えるとキャッシュアウトなく住宅資産を手に入れることができました。
以下の表は、現価格での同立地・同建物の場合の収支グラフですが、
当時より建築費高騰のため、キャッシュアウトゼロとはなっておりません。
※建築費は状況により変更の可能性があります
・建築費
土地(50坪購入) | 2,000万円 |
法定床面積 | 50坪(3LDKx2世帯) |
施工床面積 | 50坪+20坪(3LDK+2Sx2世帯) |
建築費 | 3850万円(消費税込み) |
諸費用 | 1000万円(付帯工事+諸費用含む) |
合計 | 6850万円 |
・住宅ローンの借入等
自己資金等 | 850万円 |
住宅ローン借入 | 6000万円 |
金利(変動金利) | 0.525% |
ローン返済額 | 15万6千円/月 |
家賃収入 | 14万円/月 |
住宅ローン返済は、なんと! |
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実質のローン負担 | 16,000円/月 |
こちらの物件のオーナー様へのインタビュー記事を下記にて公開しています。ぜひ併せてご参照ください。
賃貸併用住宅を成功させるための3つのポイントとは
賃貸併用住宅は、マイホームを持ちながらも家賃収入をローン返済に充てられるという非常に優秀な不動産活用手段のひとつです。
ただし、長所だけではなく短所ももちろんありますので、成功させるための注意点を押さえておく必要があります。
①賃貸適地を考える
一番ありがちな失敗は、自分の住宅の延長線上として賃貸併用住宅を考えてしまうことです。
賃貸併用住宅を始める際は、これが“賃貸ビジネス“であることを明確に意識しておく必要があります。
自分にとって最適なロケーションを探すだけでなく、ターゲットとなる借主にとって住みたいと思えるかどうかも念頭に置く必要があるということです。
例えば立地をどこにするか考えるとき、「絶対に駅近!」と固執するのではなく、ターゲットがファミリー世帯であれば小学校への距離を重要視するなど、想像力を働かせながら柔軟に検討していく必要があります。
②空室期間はローンの負担額が重くなることを意識する
賃貸併用住宅でも、賃貸部分の入居者がいないと家賃収入は発生しません。
賃貸なので退去はつきものですが、そのあと入居者が決まらない期間は、住宅ローンを全額負担しなければなりません。
空室期間が長くなる場合に備えておく必要があります。
このような点を踏まえることが、賃貸併用住宅での成功につながるといえるでしょう。
③管理は管理会社に任せる
いつ入居者からの連絡があるか分からないと思うと、ストレスがたまってしまいます。
賃貸の管理業務は、賃料回収の他、各種の法定設備点検、契約更新手関連、原状回復に関する助言など多岐にわたります。
初めての賃貸経営に不安のある方や、普段働かれている方は入居者の要望にすぐ応えることができない場合もあるので、
賃料の5%ほどの費用がかかりますが、管理会社のプロに任せるのがおすすめです。
不動産管理業務やメリットについてはこちらの記事がおすすめです。
https://iekon.jp/chintaikanrigyoumu-fudousankanrigaisya/
すぐに入居者が決まる賃貸併用住宅BANK’S HOME
先述したように、経済的負担を減らせるという賃貸併用住宅の恩恵を受けるためには、「入居を決まりやすくし、空室期間を短くすること」が一番大切なのです。
賃貸のお部屋では「新築」が人気で、築年数を経ていくと人気が落ちるイメージがありますが、
BANK’S HOMEの賃貸併用住宅は新築以降も人気を保つことができ、家賃を上げて募集できるケースもあるのが特徴です。
例えば、2019年に埼玉県飯能市に建てられた物件の場合、2021年に退去があったため、家賃を上げて入居者募集をかけたところ、1日で10件ほどの問い合わせがあり、一番最初に問い合わせのあった方が内見をせずに申し込みをされました。
BANK’S HOMEはファミリータイプの賃貸なので入居期間が比較的長いだけでなく、賃貸業界で培ってきた経験を元に開発された他物件との差別化の明確な建物なので、入居者が決まりやすいのです。
また、賃貸経営が心配な方に向けて、サポート体制も整えています。賃貸経営に不安のある方は、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
賃貸併用住宅で豊かな将来設計を描こう
賃貸併用住宅は、唯一住居費を大幅に減らすことができる方法。地域によっては住宅ローン負担をゼロにすることも可能です。
支出の大きな割合を占める住居費がなくなれば、子どもの教育費や家族での旅行にもっと投資できるようになります。老後の心配も少なくなり、豊かな将来設計を描くことができるようになるでしょう。
住まいの選択肢の一つとして、賃貸併用住宅をぜひ検討していただきたいと思います。
この記事のまとめ
- 家賃収入が住宅ローン返済額を超える場合もある。
- 土地から購入しても、十分な経済効果を得ることができる。
- 成功させるためには賃貸ビジネスであることを意識することが大切
- BANK’S HOMEは空室期間を短くする工夫やサポートをしている
「将来のお金に対する不安」を解決してくれる賃貸併用住宅について、下記の記事でより詳しくお伝えしていきます。ぜひ併せてチェックしてみてください!
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