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屋根材にもこだわる!見た目も性能もコスパも優れている屋根材「オークリッジスーパー」とは?

バンクスホームのLa storia

住まう人をしっかり守ってくれる、とても大切な屋根。
屋根は、普段は目線ではなかなか見えにくいので気にしていない人も多いのではないでしょうか? 自分も「オークリッジスーパー」を知るまでは気にしていない一人でした(笑)

実は、普段から紫外線や熱、雨、雪、風というあらゆる自然現象にさらされている屋根。家の材料の中でも、最も過酷な状況にさらされているのです。
だからこそ、屋根材の選び方次第で、家の耐久性や住まう人の快適性、そして何よりもメンテナンス性が大きく変わってきます。

そこで、今回は、屋根材の種類を紹介しながら見た目も性能もコスパも良い「オークリッジスーパー」について詳しくお話していきます。
それでは、先ずは屋根材の種類についてお伝えしていきますね。

1.屋根材の種類について

「屋根材ってどんな種類があるんだろう?」
改めて考えてみると、まずほとんどの方が「瓦」を思い浮かべると思います。他には、昔ながらのトタン屋根など。
また、よく見かけるデザインだけどなんていう屋根だろう?とか、案外屋根の種類は知らないのではないでしょうか。

屋根材の種類は大きく分けると4つあります。
「瓦」「スレート(コロニアル)」「金属屋根」「アスファルトシングル(グラスファイバーシングル)」です。「瓦」の素材には、陶器とセメントがあり、「金属屋根」の素材にはガルバリウム鋼板やトタンがあります。

では、次にそれぞれの屋根材の特徴とメリット、デメリットをお話していきましょう。

 

2.4つの屋根材の特徴とメリット/デメリット

①瓦(和瓦・洋瓦)

特徴:粘土を使った焼き物で、耐久性が高く、塗り替える必要はありません。
耐久性:50年~60年

<メリット>
・耐久性に優れている
・耐火性に優れている
・日本の気候や風土に合っている
・断熱性・遮音性に優れている
・日本家屋にマッチしている
・屋根裏の熱がこもらないので夏は涼しく冬は暖かい
・破損しても1枚単位で交換できる

<デメリット>
・重量があるので地震に弱い
・施工できる職人が少ない(コストアップ)
・素材によっては非常に高額になる
・暴風時にずれたり、落下したりする
・屋根自体重くなるので、基礎から構造躯体を耐荷重仕様にする必要がある(コストアップ)

<メンテナンス>
・屋根下地や棟部材の定期点検
・屋根材を変えるときは既存の屋根瓦を全て撤去して葺き替える工事になる。

②スレート(コロニアル)

徴:セメント成分に繊維質の材料を織り交ぜてできた薄い屋根板です。スレート以外にも、カラーベスト、コロニアルなどの商品名で呼ばれたりもします。
一般的に広く使われているので、デザインやカラーバリエーションが豊富です。
価格が安価なのも普及している要因です。

耐久性:20年~25年

<メリット>
・瓦に比べると概ね価格が安い
・デザイン/カラーバリエーションが豊富
・耐火性、断熱性に優れている
・施工性が良いことから多くの業者で施工できる
・軽量の為、耐震性に優れている

<デメリット>
・普及している分、どこにでもあるような単調なデザインになる
・暴風雨に弱く、隙間から雨水が入り込みやすい
・人の重さや、台風や災害、積雪でも割れてしまう可能性がある
・定期的な塗装が必要になる
・表面に凹凸があるので、水分が溜まってコケやカビが生えやすい

<メンテナンス>
・屋根塗装(約10年サイクル)
・葺き替え(塗装していなければ、約20~25年サイクル)

③金属屋根(ガルバリウム鋼板)

徴:ガルバリウムという合金でメッキ(被覆)された鉄のことです。
簡単に言うと鉄をガルバリウムで保護している材料で、正式には「55%アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板」。耐震性、耐久性、コストのバランスが最も取れている屋根材です。
通称「ガルバ」とも言われていて、どちらかと言えば外壁材として人気のある材料です。

耐久性:25年~35年(塩害地域 15年~25年)

<メリット>
・耐久性に優れている
・耐火性に優れている
・カラーバリエーションが豊富
・瓦よりも軽量なので耐震性に優れている
・一般のトタンに比べ防錆性がある

<デメリット>
・衝撃に弱く、凹みやすい
・熱が伝わりやすく、特に夏場は暑く熱くなるため、しっかりした屋根断熱工事が必要になる
・人の重さや、台風や災害、積雪でも割れてしまう可能性がある
・他の屋根材と比べ厚みが薄いので遮音性が弱い
・断熱や遮音対策工事をすると全体の費用が高くなる

<メンテナンス>
・屋根塗装(約10年~15年サイクル)
・葺き替え(塗装していなければ、約30年サイクル)

④アスファルトシングル(グラスファイバーシングル)

徴:不燃布やガラス繊維のグラスファイバーにアスファルトを塗装して、さらに細かな石粒(砂)を表面に施して
アクリル樹脂で固めた屋根材です。
昔のアスファルトシングルはフェルト紙にアスファルトを塗装していたので耐久性が悪いイメージでしたが、グラスファイバー製に
変えたことにより格段に耐久性が向上しました。
また、表面の濃淡に着色した石粒で陰影ができ、全体で見た時の重厚感は他の屋根材では真似できない特徴です。
ちなみにアメリカでは80%以上の住宅に使わています。なぜなら、低価格で、軽量で、手に入りやすく施工が簡単だからです。

耐久性:20年~30年

<メリット>
・耐久性に優れている
・耐火性に優れている
・カラーバリエーションが豊富
・瓦よりも軽量なので耐震性に優れている
・一般のトタンに比べ防錆性がある

<デメリット>
・衝撃に弱く、凹みやすい
・熱が伝わりやすく、特に夏場は暑く熱くなるため、しっかりした屋根断熱工事が必要になる
・人の重さや、台風や災害、積雪でも割れてしまう可能性がある
・他の屋根材と比べ厚みが薄いので遮音性が弱い
・断熱や遮音対策工事をすると全体の費用が高くなる

<メンテナンス>
・屋根塗装(約10年~15年サイクル)
・葺き替え(塗装していなければ、約30年サイクル)

さて、次に「オークリッジスーパー」について詳しくお話していきます。

3.「オークリッジスーパー」とは

なぜ、タイトルに「見た目も良い」と書いたのか?それは、私自身、オークリッジスーパーを実際に使った家を見た時、一目で惚れてしまったからです。
下の写真はそう思った物件の一つですが、非常に美しく、洗練されたデザインで、周りの環境ととてもマッチングしていると思いました。

屋根材のオークリッジスーパーを使った住宅

オークリッジスーパーは創業80年以上の歴史があるアメリカのオーウェンスコーニング社で開発され、日本の屋根材のイメージを一新させた、デザイン性、軽量性、耐久性に優れた屋根材です。
海外製品で初めて日本の防火試験にも合格し、リフォームにも適していることから、日本でも普及しています。

一新させたのは次の3つです。

✅グラスファイバーを使用することで従来のアスファルトシングルの耐久性が悪い概念を覆す耐久性の飛躍的向上

✅今までなかった7色のカラーバリエーションの美しい粒状彩色石と独特の陰影を持つグラデーション

✅高い耐久性と耐候性、そして耐震性を持ちながら優れたコストパフォーマンスを実現

私、個人的には2番目の見た目に惹かれました。

遠目で見ると空と屋根と家のコラボがアアーティスティックな感じで凄く良い雰囲気を醸し出します。光加減や見る方向で、独特な陰影により表情を変えて魅せてくれ、アースカラーを意識した色が、自然に違和感なく街並みに溶け込んでくれます。
だから、他のどこにでもあるような屋根材とは差別化が図れ、家のデザインにこだわりを持っている人には一目を置かれるはずです。

なかなか、普段から屋根に注目することはない人が多いと思いますが、家の建築や購入を検討しているのであれば、屋根にも注目してみてはいかがでしょうか?

ここで皆様に動画をお見せします。
アメリカで実際に「オークリッジスーパー」を使用した様々な家を紹介するイメージビデオです。
https://youtu.be/GFTUxCPV3LQ
※owenscorning.comより引用

ちなみに、弊社で開発した新しい賃貸併用住宅「BANK’S HOME/La storia」には、このわくわくするような素敵な屋根材を標準仕様として使っています。
バンクスホームの外装についてはこちら

つぎは更に「オークリッジスーパー」について深くお話していきますね。

オークリッジスーパーの風合いが美しい屋根の家

4.「オークリッジスーパー」のメリット

①見た目が美しい

個人的にはオークリッジプロのメリットはこれに尽きるかなとも思っています(笑)
日本のメーカーには無い、アースカラーにマッチングした絶妙な色合いと濃淡がもたらす独特な陰影により、全体で見た時の重厚感と見る角度によって表情が変わる屋根材は他にはない唯一無二の存在感です。
アメリカ製なので洋風住宅にしか合わないと思われがちですが、決して派手さは無く意外にも和風住宅にも街並みにも合います。
他の家と外観の差別化が図れる点も魅力です。

②耐久性と耐候性に優れている

オークリッジスーパーはベース(基材)にガラス繊維(グラスファイバーマット)を採用し、防水性の高い良質のアスファルトを含浸させて、
高い耐久性と耐候性を実現しています。

オークリッジスーパーの製品構造と特徴
オーウェンスコーニングジャパン合同会社のオークリッジスーパー資料を引用

注目すべきところは、メーカー保証が制限付きではありますが、40年付与されていることです。
一般的にガルバリウム鋼板のメーカー保証が20~30年なので、制限付きとは言え、40年保証されていることは耐久性の高さを物語っています。

その裏付けとなるお話をしますね。
実は、オークリッジスーパーのメーカーであるオーウェンスコーニング社は世界最大のガラス繊維メーカーなのです。
業界トップクラスの自社製ガラス繊維を使用して高耐久を実現させていて、その素材はアポロ13号の宇宙服にも強度を高めるために採用されています。
「なるほど!納得!」(独り言 笑)

そのメーカーが開発したグラスファイバー製の屋根材と言えば納得がいきますよね。

商品構造とガラス繊維イメージ

更に、表面に使われている天然石(粒状彩色石)は車の塗膜保護にもよく使われているセラミックコーティングを施しているので、下の画像のように新築時と20年相当経過後を比較しても色落ち、色褪せがほとんど見られません。

オークリッジスーパーの経年変化比較

③軽量で柔軟性がありキズ、割れ、へこみ、地震にも強い

オークリッジスーパーの重量は、日本瓦に比べ約4分の1、スレート瓦の約半分程度というとても軽い屋根材となっています。
屋根材が軽量であるため、下の図で表記してあるように、建物の重心の位置が下がるので揺れ幅も小さなりますそのため、地震の時に瓦のように崩れたりするリスクは軽減されます。もし万が一、落下しても軽くて柔らかいので、瓦や金属屋根よりも怪我のリスクや破損のリスクがありません。
また柔軟性が高い素材のため、外部の衝撃によるキズ、割れ、へこみにくいのも特徴です。

オークリッジスーパーの重さ
※オーウェンスコーニングジャパン合同会社のオークリッジスーパー資料より引用

④防水性、耐藻性に優れている

防水性は、ガラス繊維と含浸したアスファルトと自社開発のスーパーシーラント(接着剤)が雨水の侵入を防ぎます。
オークリッジスーパーの吸水率は1%以下です。
参考までに、瓦の吸水率は15~12%、スレート屋根は、18~9%。いかに、オークリッジスーパーが防水性に優れているか、ご理解いただけるかと思います。
雨の侵入を防ぐスーパーシーラント
※オーウェンスコーニングジャパン合同会社のオークリッジスーパー資料を引用

耐藻性は、表面に使っている粒状彩色石にセラミックコーティングをして水はけを良くし、綺麗な状態を保つことで植物を生えにくくしています。
スレート屋根やコンクリート瓦、セメント瓦は古くなってくると水はけが悪くなり表面に藻や苔が生えて、見栄えが悪くなります。そんな状態の屋根は今にも雨漏りしそうで不安になりますよね。
オークリッジスーパーは耐藻性能により屋根が汚れてしまうのを防いでくれます。

⑤コストパフォーマンスに優れている

オークリッジスーパーの費用感は瓦より安く、スレートやガリバリウム鋼板よりもやや高めです。
しかしながら、メンテナンス費用はスレートやガリバリウム鋼板に必要な10年~15年サイクルの塗装が必要がありません。
更に、耐久性や耐震性が高いことから、瓦やスレート、ガリバリウム鋼板と比較するとコストパフォーマンスに優れている屋根材と言えます。

⑥日本で防火認定を受けている屋根材

オークリッジスーパーはアメリカ製でありながら日本で防火認定(防火認定番号DR-0250)を受けた屋根材です。
屋根飛び火認定試験に合格し、防火性能が認められているので、防火地域、準防火地域、法22条地域で使用することが出来ます。

5.「オークリッジスーパー」のデメリット

①風に煽られやすい

オークリッジスーパーは薄くて軽いので、接着が甘くなり少しめくれているところが台風等の強風に煽られやすくなります。
そのため、高台にある家や急斜度の屋根がある家は注意が必要です。

②表面に付いている粒状彩色石が落ちてくる

施工後一年程度は、屋根の表面に付いている粒状彩色石が落ちて雨どいに溜まっているのに気付きます。しかしながら、これは品質上の問題ではないのでご安心ください。
粒状彩色石の役割は、色付けと紫外線対策です。アメリカンな感じで多めに付けた石の中で、接着しきれなかった石が雨水と共に流れてきたり、梱包開けた時にも落ちた石が箱にパラパラ入っいたりします。
だからと言って、色落ちがするとか、紫外線対策効果が落ちることはありませんのでご安心ください。
ただ単に盛り過ぎなのか?雑なのか?(笑)

そして、雨どいに溜まる点ですが、石粒は小さく軽いので、日常の雨で下に流れ落ちます。なので、雨どいが詰まってしまうことはありませんのでご安心ください。

6.「オークリッジスーパー」のメンテナンスについて

定期点検

オークリッジスーパーは30年以上の耐久性のある屋根材ではありますが、定期点検を行うことは大切です。なぜなら、屋根の上は普段チェックできないので、万が一、破損や剥がれ、劣化してても気付けないためです。
気付かないまま、そのままで長期間放置してしますと、雨漏りをして家自体が劣化してしまいます。そうなってからの補修はコストもかかりますし、資産価値も劣化してしまいます。
5年に一度、台風通過後は点検を行い、破損や剥がれ、劣化している箇所はないかチェックしましょう。
定期点検は高所の為、必ず専門業者に依頼しましょう。

万が一剝がれてしまったら

オークリッジスーパーは剥がれた部分だけの補修が可能です。
万が一、台風等の影響により広範囲で剝がれてしまった場合は、下地の防水シートが剥き出しとなり、そのまま長期間放置すると雨漏りする可能性が非常に高くなります。少しでも剥がれを発見したら早急に補修しましょう。

 

7.BANK’s HOME/La storiaに使う理由

バンクスホーム

弊社が自社で開発した商品に「オークリッジスーパー」を選んだ大きな理由は4つあります。

・見た目が美しい
・耐久性、耐候性、耐震性に優れている
・コストパフォーマンスに優れている
・低環境負荷/LCA(ライフサイクルアセスメント)の評価を受けている商品

それでは、より具体的に採用した理由をお話していきましょう。

見た目が美しい

建物は屋根まで含めた全体のプロポーションとデザイン、色合い、質感のシンクロニシティーがとても大事だと考えています。
「人も建物も見た目が9割」
見た目が美しいと思えば、何だかワクワクしますよね!
私達は、この「オークリッジスーパー」を見てなんだかワクワクしてしまったのです。

そこで一言、
「La storiaの屋根にはオークリッジスーパーしかないでしょ!!」と(直感で決めました。。)

賃貸併用住宅の場合、自宅部分はもちろんのこと、お隣の入居者様にもここに住みたいと思わせることが必要です。
そのためには、他物件と比較して先ずは第一印象で惚れさせるかが重要なポイントになります。
そして、近隣に同じような物件が少なければ少ないほど、差別化が出来て相場家賃より高い家賃でも入居希望者が殺到します。

ここで、私達GIFTのこだわるポイントは2つあります。

・ここに住みたいと思う外観のデザインと質感
・エリアで希少価値になるかどうか

BANK’S HOME「La storia」のモデルルームが神奈川県横浜市にありますので、足を運んでいただけるエリアの方は是非一度、ご覧になって「オークリッジスーパー」の見た目の美しさを体験してみてはいかがでしょうか?
その時は、なるべく遠目で建物全体で見ることをお勧めします。

▼ダイジェスト動画リンク
https://youtu.be/CKOpJ5mAs4Q
▼モデルルームご見学のお申込みはコチラ
https://www.banks-home.com/contact/

耐久性、耐候性、耐震性に優れている

見た目で決めて、実際住んでみたら??
「なんだか寒い」「エアコンが全然効かない」「大きな地震の時に破損した箇所がでた」「メンテナンスが多くて困る」
こんな不満だらけでは、自分達もやるせない気持ちになるし、せっかく気に入って選んでくれた入居者様も直ぐ退去してしまいます。
そうなったら、賃貸併用住宅を選ぶ意味が全く無くなってしまいますし、後悔するばかりです。
永く住んでいただけるためには、見た目だけではなく、機能や性能を重要視することが大事です。
その中でも、住まう人をしっかりと守ってくれる屋根材の選び方1つでその家の資産価値を変えるといっても過言ではありません。
なので、私達は「オークリッジスーパー」の機能性と性能と実績を評価し採用に至りました。

コストパフォーマンスに優れている

先程、「オークリッジスーパーのメリット」の④にも書いた内容と重複しますが。
新築やリフォームで良く使用されている「スレート屋根」と比べても耐用年数は変わりませんが、一番の大きな違いは「塗装の塗り替えサイクル」です。

参考までに、屋根材ごとの耐用年数は以下の通りです。

屋根の耐用年数アスファルトシングルとの違い

 

塗装の塗り替えサイクルは以下の通りです、

屋根の塗り替えサイクル年数

メンテナンス費用が年数を経過してどのくらいかかるのか?は事前に必ず把握しておくべきです。

ここで50年で塗装の塗り替えのメンテナンス費用がどのくらい差が出るのかを試算してみましょう。
一般的な2階建ての注文住宅(屋根面積が50~80㎡)屋根塗装の相場は40万~60万です。
この金額はあくまでも相場金額であって、塗料の種類や足場の掛け方、屋根の劣化度合によって相場価格よりも増減はあります。
仮に塗装の塗り替え費用を60万円とします。

スレート瓦は、塗り替えサイクルを7年とした場合、60万円X7回=350万円
オークリッジスーパーは、15年とした場合、60万円X3回=180万円

350万円-180万円=170万円
半分近くも差が出てきます。

La storiaの場合、屋根面積は約2棟分になるのでなんと340万円も安く済ませられます。
これはかなり大きなコストダウンになります。

スレート瓦とさほど初期投資額が変わらなければ、塗装の塗り替えサイクルが長い「オークリッジスーパー」の方がトータルで考えた時のコストパフォーマンスに優れていることがわかります。

低環境負荷/LCA(ライフサイクルアセスメント)の評価を受けている商品

昨今で注目されているSDGS(持続可能な開発目標)。私達GIFTは、住まう家の性能面や仕様検討、そして建材の導入部分において、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成に貢献できる取り組みを実施しております。

オークリッジスーパーは「LCAの評価」を受けている商品です。
LCAとは原材料取得から廃棄までの過程におけるCO2の排出量を定量的に評価するための手法で、オークリッジスーパーは他の屋根材と比べると非常に少ないCO2の排出量(17.8kg/坪)となっています。
他の屋根は、瓦屋根(47.7kg/坪)、スレート屋根(47.7~43kg/坪)、金属屋根(62.8kg/坪)なので、いかにオークリッジスーパーのCO2排出量が少ないかがわかると思います。
自然に、地球に、人に優しいという観点から、住宅も建材もCO2削減に貢献しているかを判断することも必要とされているのです。
LCAイメージ
上記に記載されている数字はオーエンスコーニングジャパン合同会社のオークリッジスーパー資料を引用

以上が長期的に資産を生み出すBANK’S HOME/La storiaの屋根に、オークリッジスーパーを採用した理由です。
最後に、繰り返しになりますが、賃貸併用住宅を検討する際に、長期修繕費用のコスト軽減はとても重要なポイントの一つです。
デザイン性があって、耐久年数が長く、低メンテナンスでランニングコストが軽減できる材料が、ベストな屋根材といえるでしょう。

 

 

この記事のまとめ

  • 屋根材は大きく分けて4つの種類「瓦」「スレート」「金属(ガルバリウム鋼板)」「アスファルトシングル」に分けられます。
  • オークリッジスーパーは、アメリカで開発され、従来のアスファルトシングルの耐久性が悪いイメージを一新させた屋根材。
  • オークリッジスーパーの優れている点は、デザイン性、軽量性、耐久性の3つ。
  • オークリッジスーパーのデメリットは軽量なことから接着が甘いと風に煽られ易い。
  • 賃貸併用住宅の屋根材を検討する際には長期修繕のランニングコストがどのくらいかかるかを考慮することが大切。

長くなりましたが、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。
このブログを読んでオークリッジスーパーに魅力を感じていただけたら嬉しいです。

ブログ内でご紹介したオークリッジスーパーの屋根を標準仕様とした賃貸併用住宅「バンクスホーム」は、住宅ローンで建てる、今までにはなかった賃貸併用住宅です。
これから住まいの建築や購入をご検討の方は、ぜひ一度下記オフィシャルサイトからバンクスホームについてご覧になってみてください。
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