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スペイン漆喰「エスタコウォール」とは? 環境に優しい6つの効果を持つ自然素材

スペイン漆喰の家って聞くと皆さんどんなイメージを持っていますか?

「雰囲気が良くて海外の建物みたい」
「質感が良い感じ」

なんて思う方も、多いはずです。
でもスペイン漆喰って聞くけど、実際のところよく知らないという方も意外と多いのではないでしょうか?

今回は、外壁にスペイン漆喰を使うことを前提として、メリットとデメリットを交えながら漆喰のことを詳しくお伝えしていきます。

住宅の外壁で使用される建材には色んな種類があります。
たとえば、サイディング、塗壁材、漆喰、タイル、レンガ等、どの建材を使うのが良いのか?悩まれる方も多いのではないでしょうか?
そして今回ご紹介する漆喰にも、じつは様々な種類があるのです。

それでは、先ずは漆喰の基本的なことをお伝えしていきますね。

 

目次

・漆喰ってなに?

そもそも漆喰って何でしょうか?
漆喰は消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした塗壁材です。消石灰(水酸化カルシウム)とは、石灰石を焼いて水を加えたものです。

消石灰
消石灰

じつは漆喰の原点はサンゴ礁なのです。
長い年月を経て、海の中のサンゴ礁が地殻変動により隆起して陸地になった石灰鉱脈から、石灰石を採掘しています。消石灰に海藻で作られた「糊」や、麻などの繊維を刻んだ「スサ」を加えた天然素材が漆喰です。日本ではその歴史は1,500年前に遡るとも言われています。
ところが!
世界的に見てみると、この漆喰の技術は、なんと遥か5,000年前から世界中で使われている技術であり、今なお、世界中の至る所で使用されている建材なのです。

 

・漆喰にも種類がある

漆喰は大きく分けると西洋漆喰と日本漆喰の2つに分類されますが、ここではより細かく分類した漆喰の種類とそれぞれの特徴をご紹介していきましょう。
それぞれ組成や性能や用途が異なりますので、これを読めば漆喰の性能や特徴がわかり、適材適所に見合った漆喰が何かがわかります。

◎西洋漆喰と日本漆喰のバリエーションについて

【西洋漆喰】
・スペイン漆喰
・フランス漆喰

【日本漆喰】
・本漆喰
・土佐漆喰
・琉球漆喰

 

◎西洋漆喰とは

特徴:耐久性に優れていて分厚く塗れる
組成:消石灰に砂とセルロースファイバーを混ぜている天然無機質の自然素材100%
性能:吸放湿性能、放蓄熱性能、耐久性能、自浄作用
施工性:粘り気が強いためムラ無く塗れる
仕上がりの風合い:粗く手触り感のある自然で暖かみのある風合い

ヨーロッパでは建物に石やレンガを多用しているのでれらを支えるために分厚く塗れるようにしています。
なので自ずと強度が増すことから耐久性に優れています。

◎日本漆喰とは

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特徴:防水性と不燃性に優れている主に外部に使用する保護用の材料です。
組成:消石灰に糊と麻すさを混ぜている
性能:特に耐水性能、防火性能に優れている。
施工性:粘り気が少ないため施工が難しい。
仕上がりの風合い:滑らかでムラがなく凛とした印象です。

日本では、風雨に弱い土壁を守ることを目的としています。
水や火に弱い木造建築を守るためにお城とか神社・仏閣に使われている理由に納得しますね。

 

このように2つの漆喰を比べるとそれぞれの強み弱み、適材適所がわかります。
漆喰が2種類あって、住宅の外壁には西洋漆喰が適していることがわかります。

 

・自然素材の漆喰が持つ6つの効果とは?

自然の力で生み出された漆喰。
では、自然素材ゆえにどんな効果があるのでしょうか?
漆喰のもっている驚くべき6つの効果をお伝えします。

①CO2(二酸化炭素)を吸収して硬化する

これは他の建材にはない、漆喰だけが持っている効果です。
CO2(二酸化炭素)は、地球温暖化に最も影響を及ぼす、温室効果ガスと言われています。漆喰の主成分である石灰は、石灰石を焼くときに空気中に排出された二酸化炭素が漆喰となり、壁に塗られると、今度は二酸化炭素を吸収し元の性質に戻っていきます。つまり自然の原理に基づいた素材であり、廃棄する際も環境に被害を与えません。
さらに、硬化する機能もあるのでCO2を吸収すればするほど耐久性もUPするという素晴らしい素材なのです。

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ちなみに、実際にどのくらいのCO2を吸収するのでしょうか?
厚み2mmで、1㎡あたり、およそ600グラム吸収します。これを体積に換算すると、500mlのペットボトル664本分に相当すると言われています。地球温暖化を防ぐためには、空気中のCO2を削減することです。漆喰を外壁に使用することで、CO2削減に少なからず貢献することができます。

 

②調湿作用

漆喰の表面には空隙(くうげき)と呼ばれるスポンジ状の小さな穴がたくさん空いています。

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この穴は、湿度が高い時には水分を吸収し、湿度は低い時には水分を放出する特性があり、四季を通じて室内を快適な湿度に保つ役割をします。また、この調湿作用により結露やカビなどの発生を抑制します。
例えば、土蔵内の古文書などの保存状態が良いのも、この漆喰の特徴によるものです。一昔前の住宅の押し入れには漆喰が塗られていましたが、これも漆喰の調湿・抗菌効果を活かした例と言えます。

 

③消臭効果

漆喰の表面に存在する微細な隙間(空隙)は湿気だけでなく、臭いのもとになる物質や生活臭も吸着してくれます。また石灰の強アルカリ性により、生活臭で発生しがちな悪性ガスを消臭してくれます。ペットを飼っているお部屋の臭いが気になる方にはお勧めです。

 

④抗菌効果

漆喰の主原料である消石灰は、強アルカリ性で強い殺菌効果があります。
鳥インフルエンザや口蹄疫(こうていえき)の発生時に、テレビなどで消毒のために白い粉を撒いている映像を見たことがありませんか? あれはまさに漆喰の原料である消石灰なのです。

 

⑤VOCフリー

漆喰は天然素材でつくられているので、シックハウスの原因物質であるVOC(揮発性有機化合物)を一切含んでいません。漆喰が凄いのは、シックハウスの一番の原因物質であるホルムアルデヒドを吸着し、さらに分解して無害化までするところです。このような建築材料は漆喰以外では他にはありません。

 

⑥不燃性

古来から漆喰が、家屋に使用されてきた大きな理由の一つが、その不燃性です。
漆喰は原料が無機物であるため、火気に強く防火性が高いので燃えることはありません。今も残る土蔵づくりは、延焼を防ぎ貴重な財産を守るために江戸時代に発展したものです。
現代の建築物には数多くの化学合成建材、石油化学製品が使用されており、火災時にはそこから発生する有毒ガスにより人的被害が多いのですが、漆喰壁は無機物なので有毒ガスの発生も一切ありません。

 

・スペイン漆喰「エスタコウォール」とは?

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中世から続くと言われるヨーロッパ伝統の塗壁材、スペイン漆喰。スペイン南部で産出される世界で最も美しく強度のある良質な大理石を原材料としています。自然素材のため、人体にも環境にも優しいので室内壁や外壁に使えます。
その歴史は、築年数600年にもなるスペインで有名な世界遺産「アルハンブラ宮殿」にも使用されていることが物語っています。
ヨーロッパの街並みを見て気付かされるのは、これらの豊かな資源を大切に利用して創られた、歴史の重みと美しさを感じられる建築物が多いことです。

エスタコウォールは、そのスペイン漆喰を日本の気候風土に適し、さらに性能や機能が充実するようにメーカーと共同開発された商品です。吸放湿性能、放蓄熱性能、耐久性能、自浄作用は、日本の一般的な漆喰や珪藻土と比べてもさらに優れていて、使いやすくなっています。

 

・エスタコウォールの性能について

◎優れた吸放湿性能

高温多湿な日本の気候風土に適した塗壁材です。
外壁で使用した場合、木造の構造躯体(こうぞうくたい)を湿気から守り、湿気により発生しやすい藻やカビ等の発生を防いでくれます。

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◎放蓄熱性能で夏は涼しく冬は暖かい

エスタコウォールは多孔質構造で壁面が呼吸し続けています。
外壁で使用した場合、真夏の時は壁面に受けた暑い熱を呼吸機能により放熱し、真冬の時は気温が低くなると日中に受けた太陽熱を多孔質構造(たこうしつこうぞう)の空気層を活用して蓄熱します。
夏は涼しく冬は暖かい、エスタコウォールの外壁は冷暖房効率を高め省エネ効果に優れています。

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◎耐久性能と防汚性能と自浄作用

エスタコウォールは静電気を発生させないため、空気中の汚れを吸着して黒ずんだり変色したりすることが少ない性質を持っています。例え汚れたとしても自己浄化作用や汚れが落ちやすいのも大きな特性です。
また、耐久性にも優れています。施工後、経年と共に空気中の二酸化炭素と化学反応し徐々に硬化し石化していきます。100年かけて主成分である石灰石に戻ると言われています。つまり、経年劣化することなく耐久性が増していく生きた塗壁材なのです。

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・エスタコウォールのメンテナンスについて

◎汚れの落とし方 (外壁:専用洗浄剤を使用)

エスタコウォールなら、メーカー純正の専用洗浄剤があるから安心です。
エスタコウォール専用洗浄剤は、外壁の汚れ・カビや藻の発生・雨すじ汚れに効果的です。
水で希釈した洗浄剤を汚れた壁面に吹き付け乾かせば、簡単キレイに汚れが落とせます。

   

 

      

◎汚れの落とし方 (外壁:上塗り塗装)

仕上げの色ムラになってしまった壁面だけではなく、泥汚れ等、洗浄剤では落ちない汚れに使用。(内装にも使用できます)
※補修をした部分と最初に塗った部分とでは、色や表情が合わない場合がありますことご理解ください。

      

 

◎汚れの落とし方 (内壁:落書きや手垢の汚れ)

手垢やえんぴつの落書き程度の表面上の汚れは、消しゴムやサンドペーパー(#180程度)で、優しくこすってください。
表面を削るときれいに落とせます。こすり過ぎに注意してくださいね。

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◎汚れの落とし方 (内壁:液体の汚れ)

コーヒーやジュースなど液体の汚れは、内部に浸透してしまう前にすぐに拭き取りましょう。
ゴシゴシ拭き取ろうとすると汚れが広がってしまいます。
乾いたタオルや布で押さえて水分を吸い取ってください。

拭き取った後、シミになっていたら・・・

  1. 水を含ませたメラミンスポンジを軽く絞り、シミになった部分をトントンと叩くと汚れを吸い取ります。
  2. 汚れが薄くなったら、洗浄剤を塗布してください。
    液垂れがしそうな場合は、キッチンペーパーなどで上から覆って洗浄剤が壁面をつたわないようにしてください。
    ※ 先ずは目立たないところで試してください。

◎欠けや傷の補修方法

欠けてしまったところは、少しのエスタコウォールと水で補修できます。

  1. エスタコウォールを水で耳たぶくらいの柔らかさで粘土のように練ります。
  2. 壁の欠けた部分を少量の水で湿らせておきます。
    ※ 欠けている部分が大きければ、補修部分にシーラー(塗料の付着を良くする下塗り塗料)を塗ると密着力が良くなります。
  3. 欠けた部分に①のエスタコウォールを埋めて、余分なエスタコウォールは布やスポンジで拭き取り、周りの塗り面となじませてください。

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◎小さな割れの補修方法

欠けたキズと同様、少しのエスタコウォールと水で補修できます。

  1. エスタコウォールを料理用の粉ふるいで骨材(粒状の石)を取り除き粉状にしてください。
  2. 壁の欠けた部分を少量の水で湿らせておきます。
  3. 割れた部分に、小さな刷毛や歯ブラシなどに①のエスタコウォールの粉を付けて、割れた部分に入れ込みます。
  4. 乾いたら、補修した部分を軍手やタオルなど粗めの布で軽くこすり、周りの壁となじませます。


☆注意:施工中のエスタコウォールは直接手で触れると、手が白くなり落ちにくくなりますので必ず手袋等を着用してください。

 

・住宅の外壁にエスタコウォールを使うメリットとデメリット

◎メリット

  • 落ち着きのある暖かみのある質感とこだわり感のあるデザイン性
  • 時が経つにつれて味わい深くなり経年美化が楽しめる
  • 調湿性能(吸放湿性能)に優れている
  • 真夏には外壁に受けた暑い日差しを和らげ冷暖房効率を高める
  • 真冬は外壁に受けた日差しを蓄熱して暖房効率を高める
  • 調湿効果と消石灰による殺菌効果がカビ発生を抑制する
  • 不燃性の材料により耐火性に優れている
  • 耐久年数が長く低メンテナンス性なのでランニングコストが軽減できる

スペイン漆喰「エスタコウォール」には本当に沢山のメリットがあります。中でも最大のメリットは、何といっても耐久年数が長いことです。
先程のアルハンブラ宮殿やヨーロッパの古い街並みで使われていて、今なお長い年月を経て現存していることが証明しています。一般的に良く使われているサイディングやコンクリートはメンテナンスをしても600年は持ちません。

◎デメリット

  • キズに弱い
  • 色が白いので場所によって汚れが目立つ(排気口や雨だれ)
  • 安価なビニールクロスやサイディングに比べて施工コストが高い
  • 職人さんの腕により仕上がりに差が出ることがある

最大のデメリットは漆喰を塗れる職人さんは技術と経験を要するため施工コストが高いことです。漆喰にしたいけど、予算がオーバーしてしまう・・・と諦める人も少なくはないはずです。

 

・BANK’s HOME/La storiaに使う理由

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スペイン漆喰を使う大きな理由は、先程「スペイン漆喰エスタコウォールとは?」で紹介した3つの特徴からです。

・自然素材のため、人体にも環境にも優しい。
・日本の気候風土に適し、さらに性能や機能が充実するようにメーカーと共同開発された商品。
・吸放湿性能、放蓄熱性能、耐久性能、自浄作用は、日本の一般的な漆喰や珪藻土と比べてもさらに優れていて使いやすくなっている。

実際に「エスタコウォール」を使用した、8年経過した家を見学しに行って、汚れの付き具合が想像以上に少ないことや、経年した風合いや質感が想像以上に良かったのが採用した大きな理由のです。

それでは、より具体的に採用した理由を先程お伝えした「エスタコウォールを使うメリット」に関連付けてお話していきましょう。

◎落ち着きと暖かみのある質感とこだわり感のあるデザイン性

一般的な戸建て賃貸住宅にはない質感とデザインを取り入れることで、希少価値を生み出し、他物件との差別化を図り、ここに住みたいと思わせることで、所有者はもとより入居者の満足度も高くなります。

◎時が経つにつれて味わい深くなり経年美化が楽しめ、更に強度も増す

賃貸併用住宅では自宅として住むだけでなく賃貸経営もしていかなくてはなりません。
賃貸経営では「永続的に資産を生み出す」ことが重要なポイントになります。つまり築年数が古くなってもいかに家賃を落とさずに永く入居してもらえるかが肝になります。
だからこそ、周辺に新築物件(競合物件)が増えても選び続けられる価値のある物件でなくてはなりません。味わい深くなる見た目の経年美化と建物を長く保持できる耐久性が大事なのです。

◎調湿性能(吸放湿性能)に優れている

建物を維持するための大敵の一つが湿気です。だからこそ私達は、湿気対策も重要なポイントの一つと捉えています。
特に外壁の見えない部分の湿気によるカビの発生や腐食の進行は発見しないと食い止めることが出来ません。発見した時にはすでに遅し、です。だからこそ、時が経っても建物をしっかり維持させるために調湿作用に優れているエスタコウォールが湿気対策に効果を発揮してくれます。

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◎真夏には外壁に受けた暑い日差しを和らげ冷房効率を高める
真冬は外壁に受けた日差しを蓄熱して暖房効率を高める

SDGs(持続可能な開発目標)が重要視されるこれからの時代。無駄なエネルギーを使わずに自然の力を最大限利用して快適な暮らしが実現できる住宅が必須になります。
光熱費が節約できる住宅は、入居者の健康やお財布の満足度も高まります。また、賃貸物件としての資産価値を高め、更には売却時も一般的な住宅に比べてより高く売却することが出来ます。

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◎調湿効果と消石灰による殺菌効果がカビ発生を抑制

永続的に住むためには、住まう人が安全で快適に住める物件かどうかが大事です。
シックハウス症候群や様々なアレルギーやウィルスの脅威など、様々な敵が住宅には潜んでいます。特に、目に見えない湿気から発生するカビや、カビを餌とするダニがシックハウス症候群の原因なのです。まだ免疫力が低いお子様への発症も多く見られます。
それらの敵から守るための対策の一つとして、調湿作用と殺菌効果を兼ね備えたエスタコウォールを採用し、目に見えない部分のケアし安心して家族全員が暮らせる環境を作ることが大切だと考えました。

◎不燃性の材料により耐火性に優れている

漆喰は原料が無機物であるため、火気に強く防火性が高いので燃えることはありません。火災による延焼のリスクを回避し大切な資産を守ります。
また、100%天然の材料を使用しているので、万が一火で焙られても有害物質も発生しません。家族世帯をターゲットにしているBANK’S HOME/La storiaだからこそ住まう人を守るための性能を持ち合わせているエスタコウォールが最適だと考えました。

◎耐久年数が長く低メンテナンス性なのでランニングコストが軽減できる

賃貸併用住宅を検討する際に、長期修繕費用のコスト軽減はとても重要なポイントの一つです。
エスタコウォールは耐久性に優れています。施工後、経年と共に空気中の二酸化炭素と化学反応し徐々に硬化し石化していきます。100年かけて主成分である石灰石にもどるといわれています。つまり、劣化することなく年々時間と共に割れにくく耐久性が増していく塗り壁材なのです。

さらに、汚れても専用洗浄剤があるので手軽にメンテナンスが出来て安心です。
築年数が経つと建物は必ず修繕(メンテナンス)が必要となります。更に年数が経過すればするほど、修繕箇所も増えて負担する費用も多くなります。購入価格を安く抑えた結果、長期修繕費用が高くなって修繕しなかったり、先延ばししたりしているケースが多く見られます。
そうなると、家の資産価値がどんどん目減りしていきます。さらには、先延ばしすればするほど、後で修繕した時の費用は高くなってしまいます。

一般的なサイディング仕上げの外壁の場合、10年~15年に一度、塗装の塗り替えが必要になります。その都度、数百万単位となります。
しかしながらエスタコウォールの場合は、素材自体が劣化しにくいので、塗装の塗り替えはサイディングのようなサイクルよりも長いサイクルとなり、状況によっては部分補修で対応できるケースもあります。

以上が、長期的に資産を生み出すBANK’S HOME/La storiaの外壁にエスタコウォールを採用した理由です。

 

この記事のまとめ

  • 漆喰には「西洋漆喰」と「日本漆喰」があり、住宅の外壁に適しているのは、耐久性に優れている「西洋漆喰」である。
  • 漆喰には6つの効果「CO2(二酸化炭素)を吸収」「調湿作用」「消臭効果」「抗菌作用」「VOCフリー」「不燃性」がある。
  • スペイン漆喰「エスタコウォール」の優れている点は「吸放湿性能」「放蓄熱性能」「耐久性」「防汚性」「低メンテナンス性」。
  • スペイン漆喰「エスタコウォール」は汚れても、メーカー純正品の洗浄剤で素材を傷めずに手間を掛けず、低コストで汚れをクリーニングできる。
  • 賃貸併用住宅の外壁材を検討する際には長期修繕のランニングコストがどのくらいかかるかを考慮することが大切。

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。

漆喰のこと、スペイン漆喰「エスタコウォール」をバンクスホームでなぜ使用したのか?  ご理解いただけましたでしょうか。
こうして、建材も深堀していくと色々な気付きや発見があって勉強になりますね。

後悔しない家づくりを皆様にも是非していただくためにも、自らの知識を増やすことは非常に大切なことです。
メーカーが推奨しているから安心、ネットで評価が高いから安心ではなく、使われている建材がどのようなモノなのか? メンテナンス性はどうなのか?メリット、デメリットは何か?はネット等で調べることはできますので是非、面倒くさがらずに自分で確認されることをお勧めします。

これからも、皆様のお役に立てるように、輸入建材商社で17年間営業マンとして在籍していた知識と、建築主様の目線で建材のことをこのブログで書いていきますので是非、楽しみにしててください。

 

新しい日常に向けての住まいや暮らし方を提案するオルタナティブライフブログでも「エスタコウォール」をお伝えしていますので、他の記事も併せて是非チェックしてみてください。

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