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家を買う前に考えるべきこと~FPが教える「一生得する」住まい選び

持ち家と賃貸、どちらがお得なのか。それぞれのメリットとデメリットを考えると、持ち家の方がお得です。ただ、お家を買う前に考えておかなければならない、さまざまな問題があります。それは私たちを取り巻く環境です。今の社会現象はもちろん、これから起こるかもしれない変化を予測しておく必要があります。

 

環境の変化で浮かび上がる様々な問題

日本人の平均寿命は毎年延びています。厚生労働省の「2017年簡易生命表」によると男性は81歳、女性は87歳で、人生100年時代と言われていますよね。さらに新型コロナウイルスの影響もあり、私たちを取り巻く生活環境は大きく変わっています。こういった環境の変化に伴い、さまざまな問題が浮かび上がっているのです。

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こんなに問題がたくさんある中で、どうやったら安心して家を買うことができるのでしょうか? そこで私が提案したいのが人生設計、ライフプランです。

 

なぜライフプランニングをする必要があるの?

私がみなさんによくお話しするのが、小学校の時間割です。あの時間割は、ものすごく優れています。勉強して休憩して、勉強して休憩して、いつのまにか優れた人材になっているのです。
この時間割がまさにライフシミュレーションでのですが、大人になると作らなくなってしまいます。人生における時間割をもたずに、家を買っている。そうすると、いろんな問題が出てきてしまうのです。

 

住宅ローン破産が増えている現実

これは一例なのですが、ご主人が400万円、奥様が120万円の手取りの年収があって、3500万円の住宅ローンを35年間、1.5%の固定の金利で借りた場合です。
返済が1ヵ月8万円、ボーナスで約24万円、よくあるパターンですよね。ブルーが収入、支出が赤、そして貯金が黄色い線です。グラフを見ていただくとわかるのですが、この方は35年のローン返済を続けることによって、最終的にお金がなくなって、破綻していることになります。

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実際に2019年5月14日の「クローズアップ現代+(プラス)」でも報道されたのですが、働き方改革で残業代が減少した、コロナ禍でボーナスが激減したという背景から、住宅ローン破産に陥る人が増えているという現実があります。

このように不測の事態が起きたり、世の中の動きが変わったりすると、せっかく手に入れた家を手放すことになりかねません。ですから、そうならないために必要なのがライフプランニングなのです。

BANK’s HOMEでは、まず家の購入を考える前に、人生でのお金の流れをきちんと把握することをおすすめしています。
ライフシミュレーションを無料で作成できますので、ぜひお気軽に問い合わせをしてみてください。

ライフプランについてのご案内はこちらから
https://www.banks-home.com/lifeplan/

 

[川西 こうじ]
七福計画株式会社 代表取締役、ファイナンシャルプランナー、住宅財産プランナー。⼤学で機械⼯学を専攻後メーカーに就職し技術職、営業職として活躍していたが、阪神淡路⼤震災での罹災を機に⽣命保険業界へ転職する。直営代理店経営を経て、より細やかなサービスを⽬指して保険代理店「七福計画」を設⽴。これまでのコンサルティング数は500社を超える。